おいのり
カフェで翌日の選考に向けて準備をしていた。
大本命の一社からメールが届く。
逸る鼓動を抑えながら開くと、
そこには誠に期待に添えない結果が。
ああ、何かがうまく行っていると信じられるのは
その後、落ちるフラグなのか。
昨日までのランナーズハイのような自信は霧散。
一気に見つめていた道筋が消えた。
あの瞬間の心臓がきゅっと締まる感じ
肝が冷える感じ
一生忘れない
悔しさをバネに。
反省を生かして。
同じ失敗はない。
心臓がキュッとなって、
熱の塊が喉にせり上がって、
空元気で友人にLINEしたら、
非常に沁みる引用文が返ってきて、
涙腺はさよならしました。
私を取らなかったことが最大の間違いだったと思い知らせるためにも。
ここで立ち止まってはいられない。
切り替えて。
椎野